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こうなんエリアの名所

文殊寺〈熊谷市野原623〉

鎌倉時代創建と伝えられる歴史の長い曹洞宗寺院は、智恵をつかさどる文殊菩薩を守り本尊とし、古来より「智恵の文殊さま」と崇められ日本三体文殊のひとつに数えられている名刹です。受験シーズンの1月~2月を中心に、学業成就を願う若者や新たな門出の幸せを求める参拝者が関東一円から数多く訪れ、また本堂には参拝者の願いが込められた夥しい数の絵馬・千羽鶴・寄せ書き等が並び、寄せられた信仰の深さが伺えます。梅の花が咲き誇る2月25日の「大縁日」は出店などで大変賑わい、諸願成就のご祈祷や年に一度の本尊御開帳がおこなわれます。春には藤の花、そして裏手の広大な林を抜ける参道にはつつじが咲き誇り、また秋には紅葉も美しく、四季折々の表情で訪れる人々に癒しを与えてくれます。幾度の火災を免れつつ江戸時代から残る朱塗の門は「仁王門」、初詣で賑わう正月は参拝者の列もここまで達します。

ホタル生息地〈熊谷市千代ほか〉

毎年5月下旬頃になると、千代地区の川沿いや押切~樋春地区を流れる御正吉見堰幹線用水路など、江南エリア各所の水のきれいな場所でゲンジボタルが自然発生します。これらの地域はホタル保護重点区域に指定され、熊谷市で制定した「ホタルの保護に関する条例」に基づき、地域の方々がホタル生息に適した環境の保全に取り組んでいます。エメラルドグリーンの光を放ちながらホタルが乱舞する様子は、まさに幻想的です。

塩古墳群〈熊谷市塩〉

比企丘陵北端に位置する古墳群は、前方後方墳2基・方墳26基・円墳8基があり、4世紀中葉~後半の土器などが出土しています。きわめて密集しており保存状態も良く、北武蔵地方の中でも貴重な古墳群です。主墳である2基の前方後方墳のうち、北側の第1号墳は全長約35m、高さは前方部が1.7mで後方部が5.9mあり、また南側の第2号墳は全長約30m、高さは前方部が2.2mで後方部が5.5mとなっています。

平山家住宅〈熊谷市樋春1067〉

平山家は村内で名主役をつとめた旧家、古民家の特色をよく表した住宅は江戸時代中期の建築で関東有数の農家住宅として国指定重要文化財となっています。外観は入母屋造りで、全体に庇が低く茅葺きの大屋根は重厚感があります。現在は発表会などのイベントの機会に活用しながら、保護・維持管理が図られています。

江南の藤〈熊谷市板井1625-8〉

秩父郡両神村(現・小鹿野町両神)から移植した推定樹齢140年のノダナガフジは300畳敷の大藤棚、枝張りの規模は県内最大級(35m×15m)で、埼玉県生物多様性保全活動団体に登録されています。淡紫色の穂状の小花が約1.4~1.5mまでふんわりと垂れ下がり、4月下旬~5月中旬の見頃には、その長い花房から甘い香りが漂います。

大沼公園〈熊谷市須賀広624-1〉

大沼は400年ほど前に造られた農業用ため池で、当地は昭和8年の大沼改修後に公園として整備されました。沼中の弁天島に架かる朱塗りの橋が、空の青や森の緑とともに水面に映え、美しい景勝の地となっています。
野鳥や水鳥の飛来が多いバードウォッチングスポットでもあり、憩いの場や散策地として親しまれています。また弁天島には、日本最古といわれる嘉禄3年の板石塔婆を復元したものが建立されています。(現物は教育委員会に保管されています)

小江川1000本桜〈熊谷市小江川〉

小江川地区の静かな里山に10年がかりで1000本の桜を植えるプロジェクトが進められており、里山の環境を保護するとともに桜の新名所が誕生しました。可憐なピンク色の「神代曙」という品種が並び、それぞれの木には桜の里親が思いを込めて付けた名前のプレートが立っています。高根神社などを盛り込んだ、桜を楽しむハイキングコースも設定されています。

こうなんプチ情報「観音様と八重桜」

小江川地区の保泉寺周辺はソメイヨシノが林立し、3月下旬~4月上旬に見事な花を咲かせますが、併設の墓地「むさしの浄苑」を北から見下ろすように観音像が立ち、ソメイヨシノが散る頃にはその観音様の周りが八重桜に囲まれます。また小高い丘の上からピンクの桜越に見渡す里山風景にも和みます。「小江川1000本桜」の神代曙が並ぶハイキングコースも目と鼻の先、1000本桜エリア内の密かな名所と言える一角です。

こうなんエリアの祭り・イベント

小江川獅子祭り〈3月上旬〉

小江川地区の若連がお獅子様を担いで練り歩く祭りで、熊谷市指定無形民俗文化財となっています。明治時代以降におこなわれていたものが戦後長きに渡り休止していましたが、平成に入り祭を復活させ、地域の重要な伝統行事として継承されています。春祭りらしくピンクの傘鉾をかざしつつ、輿に納めたお獅子様は高根神社(熊谷市小江川1404-1)から出発して家々を回ります。輿を担ぎながら勢いよく走ったり揉んだりし、訪問を受けた人々は獅子頭を撫でて家内安全や五穀豊穣を祈ります。

こうなんホタル祭り〈6月上旬〉

江南総合文化会館ピピア駐車場(熊谷市千代325-1)付近を起点に、当地で大事に守られてきた天然のゲンジボタルが夜空を舞う様子を静かに観察します。
約1.4kmに渡る観賞路には、江南地域の小学生が思い思いにホタルの絵を描いたキャンドルが並び、エメラルドの光を放ち神秘的に輝くホタルの光との融合が楽しめます。またピピア駐車場は、地域物産の販売などで賑わいます。

板井の屋台祭り〈7月上旬〉

梅雨明けも迫り暑さが増してくる7月上旬に、出雲乃伊波比神社(いずものいわいじんじゃ:熊谷市板井718)で行われる八坂祭です。屋台とともに御輿も巡行し、お囃子は「板井屋台囃子」として熊谷市指定無形民俗文化財になっています。近年では、屋台巡行は神社周辺のごく短い区間のみですが、緑鮮やかな田園地帯の中でお囃子を響かせながら屋台がゆったりと進む様子は、近隣でも大変貴重な村祭的風景です。

成沢の屋台祭り〈7月24日〉

成沢地区の赤城神社(熊谷市成沢346-2)で行われる夏祭りは「成沢の天王様」といわれ、現在は屋台を神社に据え置いて演奏する「成沢屋台囃子」は、熊谷市指定無形民俗文化財となっています。夕刻から子どもたちが屋台に上がり、太鼓を打ち続けます。祭囃子の種類は「鎌倉流五人囃子」といわれています。

上新田の屋台祭り〈8月下旬〉

上新田地区の諏訪神社(熊谷市上新田227)の大祭です。屋台上で演奏される勇壮な「上新田屋台囃子」は江戸中期から始まり、明治時代以降から民俗芸能として本格的に継承されており、熊谷市指定無形民俗文化財となっています。盛夏の夜空の下、屋台は諏訪神社を出発して地区を往復します。

須賀広ささら獅子舞〈10月上旬~中旬〉

須賀広地区の八幡神社(熊谷市須賀広237)に於いて秋の夜祭りで奉納される獅子舞は、3頭の獅子と花笠・棒遣い・道化で構成される熊谷市指定無形民俗文化財です。途中から登場する強面の面を被った道化が、御神木を手に持ち、笛・鉦・ササラの軽快な曲調にのって楽しい動きを見せてくれます。

押切ささら獅子舞〈10月中旬〉

押切の八幡神社(熊谷市押切1056-1)の祭りで奉納される獅子舞は、熊谷市指定無形民俗文化財です。獅子3頭と棒使い、道化(ひょっとこ・おかめ)で構成され、ササラを持つ花笠も登場します。笛の音と唄に合わせての舞いは、獅子たちが花の蜜を吸う「花掛りの舞」や、押切橋を恐る恐る渡ろうとする「橋掛りの舞」など、ユニークな動きも見どころです。真剣に伝統芸能を継承しながらも、大人と子どもも楽しげな様子で祭りが進行します。

こうなん祭り〈10月下旬〉

江南総合文化会館ピピア駐車場(熊谷市千代325-1)に多数の模擬店が出店し、ステージイベントとして江南地域のお囃子・獅子舞などの伝統芸能のほか、キッズダンスやフラダンスなどが披露され、中でもフィナーレのサンバショーが大人気です。また新定番として、コスプレを競う「仮装コンテスト」も盛り上がりを見せています。

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